【4/20月】日経平均58,825円(+0.6%)|相場まとめ

2026年4月20日(月)の日経平均は終値58,824円(前週末比+348円、+0.60%)と反発しました。先週末の米国株高を受けた買いが先行し、ソフトバンクグループなどAI関連が大幅高。一方、ホルムズ海峡再封鎖懸念で原油が急騰し、地政学リスクが再燃した1日でした。米国株・為替(ドル円)の動向もあわせてまとめます。

📊 最終更新:2026年04月20日 15:35(後場終了・確報値)


📅 先週の相場を振り返る

先週(4月14日〜17日)の日経平均は、週前半に大幅高となった後、後半は利益確定売りに押される展開でした。14日は+2.43%(57,877円)、15日は+0.44%(58,134円)、16日は+2.38%(59,518円)と3日続伸し最高値を更新しましたが、17日(金)は−1.75%(58,475円)と反落。週を通じては4月初旬の急落からの回復基調を維持した1週間でした。SBGを核としたAIセクターへの資金流入が相場を牽引し、トヨタなど輸出株が軟調という二極化の構図も続いていました。

🌏 先週末ウォール街|3指数そろって大幅高

米国主要指数・為替・コモディティ

米国主要指数・為替 2026年4月17日終値/出典:Yahoo Finance
指標 終値 前日比
S&P500 7,109.14 +1.20%
NASDAQ 24,404.39 +1.52%
ダウ平均 49,442.56 +0.69%
ドル円(USD/JPY) 158.79円 −0.25%
原油先物(WTI) 85.89ドル +2.43%
金先物(COMEX) 4,841ドル −0.34%

先週金曜(4/17)の米国株式市場は3指数そろって上昇しました。米国・イランの核合意を巡る協議が進展しており地政学リスクの後退が意識された一方、主要決算発表前の様子見ムードも重なりました。この上昇を引き継ぎ、週明けの東京市場は強い寄り付きとなりました。

コモディティ市況

本日のWTI原油先物は4%超の急騰となり、87ドル台まで上昇しました。週末にかけて報道されたホルムズ海峡の再封鎖懸念が主な材料とみられ、地政学リスクの再燃がコモディティ市場に波及した形です。一方で金先物は4,800ドル台で小動きとなり、原油急騰による相対的なリスクオフ動向には強く反応していない様子です。原油高は輸送・素材セクターのコスト圧迫要因となるため、東京市場の業種別パフォーマンスにも影響を与える可能性があります。

📊 4月20日の東京市場

主要指数 本日終値

主要指数 本日終値(2026/04/20)/出典:Yahoo Finance
指数 終値 前日比 高値 安値
日経平均 58,824円 +348円(+0.60%) 59,021円 58,534円
TOPIX(1306 ETF) 400.60 +0.38% 402.30 399.80
ドル円(USD/JPY) 158.77円 −0.27% 159.16円 158.55円
VIX(恐怖指数) 19.23 +10.01% 19.99 18.77
原油先物(WTI) 89.61ドル +4.33% 91.20ドル 87.02ドル
金先物(COMEX) 4,806.60ドル −1.05% 4,811.00ドル 4,770.00ドル

市場のリスク指標(VIX)

本日のVIX(恐怖指数)は前日比+10.01%の19.23と大幅に上昇しました。ホルムズ海峡再封鎖報道を受けた原油急騰がリスク警戒感を高め、投資家心理が悪化したとみられます。VIXが10%超の上昇を示す場面は相場の急変動リスクが高い局面であり、今後数日間のボラティリティ動向に注意が必要と考えられます。ただし水準(19台)としてはパニック的な高さではなく、市場全体が極端な恐怖状態にあるわけではないとも解釈できます。

本日の値動きと主要要因

週明けの東京市場は先週末の米国株高を好感した買いが寄り付きから先行しました。前場では日経平均が一時59,021円まで上昇し、ほぼ59,000円台を維持しました。しかし午後に入るとホルムズ海峡再封鎖懸念から原油先物が急騰し、地政学リスクへの警戒感が高まったことで利益確定売りが優勢に。終値は58,824円と前場の高値から200円近く押し戻されました。

株価を動かした主な要因として以下が挙げられます:

  • 米国株高の引き継ぎ:先週末の米国3指数上昇(S&P500+1.20%、NASDAQ+1.52%)を受けて週明けも買いが先行しました
  • ソフトバンクGの急反発:ソフトバンクグループ(9984)が前日比+5.46%と大幅高となり、日経平均を押し上げました。英アームの株高が追い風となったとみられます
  • ホルムズ海峡再封鎖懸念で原油急騰:WTI原油先物が+4%超と急騰し、地政学リスクが再燃。後場は上値が重くなりました

注目銘柄:ソフトバンクグループの動向

ソフトバンクグループ(9984)は前日比+5.46%(+247円)の4,774円と大幅反発しました。先週17日(金)の下落から急反発した形で、AIセクターへの資金流入が続いているとみられます。英アームホールディングスとの連動性が高く、AI・半導体ブームが続く限り短期的な上昇基調が続く可能性があります。ただし1日で5%超の動きが続いている点は短期的な過熱感もあり、反動安のリスクにも注意が必要と考えられます。

本日のニュースピックアップ

決算シーズンの動向

4月後半は国内主要企業の3月期本決算発表が本格化する時期です。本日は半導体製造装置のディスコなど好業績銘柄に選別物色が入り、相場の底上げに寄与したとみられます。今週から来週にかけてはハイテク・自動車・金融など幅広いセクターで決算発表が予定されており、来期業績見通しが市場に与える影響は大きくなる見通しです。トヨタなど輸出企業については、為替前提(ドル円)と関税織り込みの内容が引き続き注目されると考えられます。

💬 運営者YKの視点|VIX急騰時の「冷静な動かない投資」

本日のVIX +10.01%という急騰は、20年投資をしてきた経験からすると「まだまだ序の口」です。リーマンショック時の80超、コロナショックの82.69と比べれば、19.23の水準は「中程度の警戒」レベルに過ぎません。それでも初心者の方にとっては「VIX急騰=何か悪いことが起きている」という不安の引き金になりがちです。

個人的に、こうした局面で大事にしているのは「自分のポートフォリオを開かない」「ニュースを過剰に追わない」「機械的な積立を続ける」の3原則です。リーマン時にみずほ株を塩漬けにして資産が3分の1になった経験から、価格を見続けると感情が揺さぶられて誤った判断につながることを学びました。VIXが30、40、50と上がっていく相場こそ、長期積立投資家にとっては「将来のリターンの種を撒いている時期」と捉えて、淡々とドルコスト平均法を継続することが大切ではないでしょうか。

💼 私の監視銘柄・オルカン 4/20の引け値

監視銘柄・オルカン 本日終値(2026/04/20)/出典:Yahoo Finance
銘柄名 コード 終値(円) 前日比 高値(円) 安値(円)
トヨタ自動車 7203 3,390 +47(+1.41%) 3,413 3,380
ソフトバンクグループ 9984 4,774 +247(+5.46%) 4,818 4,556
ソニーグループ 6758 3,384 −10(−0.32%) 3,449 3,373
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) 2559 28,015 +156(+0.56%) 28,080 27,895

※ オルカン(2559.T)の投資信託としての基準価額は翌営業日(4月21日)に確定します。上記は東証ETFの市場終値(参考値)です。

🔭 次の営業日に向けて(4月21日・火)

主要イベント・経済指標

  • 米国 3月小売売上高(21:30 JST):予想は前月比+1.3%。消費の底堅さが確認されれば株高・ドル高要因となる可能性があります
  • 米・イラン停戦交渉の動向:停戦期限が迫る中、交渉の行方が原油・株式市場の最大の変動要因となりそうです。合意延長なら原油安・株高、決裂なら原油急騰・株安のシナリオが想定されます
  • 国内決算シーズン継続:半導体関連に続き、各セクターの3月期決算発表が続きます。業績見通しのトーンと為替前提に注目が集まります

相場見通し

本日の日経平均は米国株高を引き継いで反発しましたが、原油急騰が足を引っ張り上値は限定的でした。明日はVIXの上昇が示すとおり引き続きボラティリティが高い環境が続く可能性があります。米国の経済指標と地政学リスクの動向を見極めながら、慎重な姿勢で相場に臨むことが大切ではないでしょうか。


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