2026年4月2日(木)の日経平均は前日比1,276円安の52,463円と大幅反落。トランプ相互関税1周年を迎える中、米最高裁の違憲判決や製薬関税発表、原油急騰が重なりリスクオフムードが広がっています。米国株・ドル円・相場見通しをまとめました。
最終更新:2026年4月2日 18:00(確報値)
🌏 昨夜〜今朝の国際情勢・米国市場
米国主要指数(4月1日終値)
| 指数 | 終値 | 前日比 | 前日比(%) |
|---|---|---|---|
| S&P500 | 6,495.72 | ▼79.28 | ▼1.21% |
| NASDAQ | 21,473.73 | ▼366.41 | ▼1.68% |
| ダウ平均 | 45,948.37 | ▼620.59 | ▼1.33% |
為替・コモディティ(4月2日時点)
| 銘柄 | 価格 | 前日比(%) |
|---|---|---|
| ドル円(USD/JPY) | 159.60円 | ▲0.64% |
| ユーロ円(EUR/JPY) | 183.96円 | ▲0.26% |
| VIX恐怖指数 | 27.71 | ▲12.92% |
| 金先物(COMEX) | 4,615.00ドル | ▼3.52% |
| 原油先物WTI | 113.17ドル | ▲13.03% |
昨夜の主要ニュース
- 【相互関税1周年】 トランプ政権が世界各国に相互関税を発動してから2026年4月2日で1年を迎えた。関税は米貿易赤字の構造的改善には至らず、その効果に疑問符がついている状況と考えられます(出典:日本経済新聞)。
- 【最高裁・違憲判決】 米連邦最高裁が相互関税を違憲と判決。米政権は徴収済みの約1,660億ドル(約26兆円)の還付を迫られる可能性があります(出典:Bloomberg)。
- 【製薬関税】 トランプ大統領は、米国での低価格保証合意を結んでいない製薬会社への関税を本日(4/2)発表する方針を示しました(出典:Bloomberg)。
- 【イラン情勢】 トランプ大統領は「2〜3週間以内にイランから撤退する可能性がある」と発言する一方、「ホルムズ海峡再開までイランを攻撃し続ける」とも述べており、発言に一貫性を欠いた状態が続いています(出典:外為どっとコム)。
- 【原油急騰】 WTI原油先物が前日比+13.03%の113.17ドルと急騰。イラン情勢の緊迫化に伴うホルムズ海峡の通航リスクが意識されているものと考えられます。
📈 本日の日経平均・相場見通し(前場前時点)
前日(4/1)の日経平均は5日ぶり大幅反発(+2,675円)を演じましたが、本日は海外の不確実性が重なり反落が予想されました。
- SGX日経先物:4/2朝時点でマイナス圏で推移し、大幅下落スタートの公算が高い状況でした。
- 注目ポイント:トランプ大統領の対イラン演説(日本時間10時〜)・米最高裁違憲判決の市場への織り込み・製薬セクターへの影響が焦点となりました。
- リスクシナリオ:原油+13%急騰・VIX+12.92%上昇はリスクオフ転換のシグナルと考えられ、エネルギーコスト増大が企業業績・消費への下押し圧力となる可能性があります。
📊 前場(9:00〜11:30)の状況
前場終了時点更新:2026年4月2日 12:00
前場の主要指数
| 指数 | 前場終値(概算) | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 52,500円前後 | 約▼1,200円(▼2.2%) |
| TOPIX | 3,680前後 | 約▼1.8% |
前場はギャップダウン後も売り優勢が続きました。トランプ演説や最高裁違憲判決を受け、外需関連株・金融株が軒並み下落。原油急騰を受けて海運・石油関連株はプラスに転じる局面もありましたが、全体の地合いを押し上げるには至らなかったものと考えられます。
📊 後場(12:30〜15:30)の状況
本日の確定終値
| 指数 | 終値 | 前日比(円) | 前日比(%) |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 52,463.27円 | ▼1,276円 | ▼2.38% |
後場も売り圧力が継続し、結局52,463円で大引けとなりました。前日の+2,675円の上昇分をほぼ半値近く返す形となっています。製薬関税発表・原油急騰・VIX上昇が重なり、機関投資家のリスク削減売りが出やすい地合いだったものと考えられます。
📋 本日のマーケット総括
値動きサマリー
| 指標 | 本日終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 52,463.27円 | ▼1,276円(▼2.38%) |
| S&P500 | 6,495.72 | ▼79.28(▼1.21%) |
| NASDAQ | 21,473.73 | ▼366.41(▼1.68%) |
| ダウ平均 | 45,948.37 | ▼620.59(▼1.33%) |
| ドル円 | 159.60円 | ▲1.02円(▲0.64%) |
| VIX恐怖指数 | 27.71 | ▲3.17(▲12.92%) |
| WTI原油先物 | 113.17ドル | ▲13.13ドル(▲13.03%) |
| 金先物 | 4,615.00ドル | ▼169.00ドル(▼3.52%) |
本日の相場を動かした主要3要因
- 米最高裁・相互関税違憲判決:約26兆円の関税還付が求められる可能性が浮上。トランプ政権の通商政策の根幹が揺らぎ、貿易摩擦の長期化懸念がリスク資産全般の売りにつながったと考えられます。
- WTI原油+13%急騰:イラン情勢の緊張継続によるホルムズ海峡リスクが意識され、エネルギーコスト上昇が企業収益を圧迫するとの見方が広がりました。VIX+12.92%上昇と合わせ、市場全体のリスクオフ転換を促したものと考えられます。
- 製薬関税発表:4/2に発表された製薬会社向け関税措置が医療セクターを中心に売りを誘いました。前日の大幅高から急転直下となり、引け後のポジション調整売りが出やすい需給環境だったと考えられます。
💬 運営者YKの視点|毎日のチャートを見すぎないことの大切さ
本サイトは平日3回更新で日々の値動きを発信していますが、20年投資してきた身として読者の方にお伝えしたいのは「実は毎日見なくてもいい」ということです。長期投資家にとって、日々の値動きをチェックする頻度と投資パフォーマンスには、ほとんど相関がないと感じています。
私自身も投資初心者だった頃は1日に何度も株価をチェックし、感情を揺さぶられて誤った判断を繰り返しました。今は新NISAの積立は完全自動化、個別株もよほどのことがない限り日中の値動きは見ません。「相場を見ない方が、心が穏やかで投資成績も良い」という逆説的な真実を、20年で学びました。本サイトは「毎日の記録」として活用しつつも、皆さん自身の投資判断は「月1回の確認」程度で十分かもしれません。
💼 私の監視銘柄・オルカン 4/2の動き
| 銘柄 | 終値 | 前日比 | 前日比(%) |
|---|---|---|---|
| トヨタ自動車(7203) | 3,262円 | ▼49円 | ▼1.48% |
| ソフトバンクG(9984) | 3,604円 | ▼160円 | ▼4.25% |
| ソニーグループ(6758) | 3,329円 | ▼43円 | ▼1.28% |
| eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) | — | ※基準価額は翌営業日(4/3)確定 | |
ソフトバンクGが▼4.25%と最大の下落。IT・テック株のリスクオフ売りの影響が大きかったものと考えられます。オルカンは世界株全般の下落を受け、明日公表の基準価額も軟調となる可能性があります。
🔭 明日(4月3日)の注目ポイント
主要イベント・経済指標
| 時刻(JST) | 内容 | 市場への影響 |
|---|---|---|
| 未定 | トランプ大統領・対イラン追加発言の可能性 | 原油・地政学リスク |
| 21:30〜 | 米雇用統計・新規失業保険申請件数 | ドル円・米国株 |
| 終日 | 製薬関税の詳細内容・市場反応の継続 | ヘルスケアセクター |
明日の相場見通し
本日の大幅安を受け、明日も不安定な相場展開が続く可能性があります。原油価格の高止まりが続く場合、コスト増への警戒感からリスク回避ムードが長引く可能性があります。一方、米最高裁判決による関税政策の先行き不透明感が和らぐ展開となれば、短期的なリバウンドの余地も考えられます。52,000円台前半を支持線として意識した動きが続くものと見られます。
内部リンク:前日(4/1)の相場まとめはこちら
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