【4/29水】昭和の日休場|原油急伸・米国株まちまち

2026年4月29日(水)は昭和の日のため東京市場は休場となりました。一方、海外市場ではWTI原油先物が中東情勢の緊迫を受けて+3.61%と急伸し、ドル円は159円台後半まで円安が進行しました。米国株はNASDAQ-0.90%と軟調でした。明日4月30日(木)の日経平均の見通しと、コモディティ・為替の動向をまとめます。

📊 最終更新:2026年4月29日 19:30(後場終了・休場日確報)


🌏 昨夜のウォール街と海外市場の動向

4月28日(火)の米国市場はS&P500が-0.49%、NASDAQが-0.90%と主要指数が下落し、ハイテク株中心に利益確定売りが優勢となりました。一方、ダウ平均はほぼ横ばいで、セクターローテーションの兆しが見られます。VIX恐怖指数は18.00と前日比+0.95%と小幅上昇しましたが、依然として20を下回る落ち着いた水準で推移しています。

米国主要指数 終値(2026/4/28)/出典:Yahoo Finance
指数 終値 前日比 高値 安値
S&P500 7,138.80 -0.49% 7,152.52 7,115.17
NASDAQ総合 24,663.80 -0.90% 24,724.70 24,524.23
ダウ平均 49,141.93 -0.05% 49,381.33 49,077.75
VIX恐怖指数 18.00 +0.95% 18.11 17.81
主要為替レート(2026/4/29 19時時点)/出典:Yahoo Finance
通貨ペア レート 前日比
ドル円(USD/JPY) 159.83 +0.30%
ユーロ円(EUR/JPY) 186.88 +0.05%

ドル円は159円台後半へと円安が一段進みました。日米金利差を背景としたキャリートレードと、休場による日本側の需給要因が円安方向に作用した可能性があります。輸出関連銘柄にとっては追い風ですが、輸入物価の上昇を通じて家計負担増・日銀の政策スタンスへの注目が高まる局面と考えられます。

💰 コモディティ市況:原油急伸の背景

WTI原油先物は4月29日の取引で+3.61%急伸し103.54ドルに到達しました。米国とイランの対立が9週目に入り、ホルムズ海峡を巡る緊張が続いていることが主な要因と報じられています。ホルムズ海峡は世界の海上原油輸送の約2割を占めるチョークポイントであり、通航制限の長期化はエネルギー価格の構造的な押し上げ要因となる可能性があります。一方で金先物は-0.43%と小幅反落し、4,571ドル台で取引されました。

コモディティ価格(2026/4/29 19時時点)/出典:Yahoo Finance
銘柄 価格 前日比
WTI原油先物 $103.54 +3.61%
金先物(GC) $4,571.90 -0.43%

原油の100ドル超え定着は、エネルギー・商社株の追い風となる可能性がある反面、輸送・素材・化学などコスト上昇の影響を受けやすいセクターには逆風となり得ます。連休明けの東京市場では、セクター間のローテーションが活発化する局面が想定されます。

📈 4月30日(木) 日経平均の相場見通し

明日4月30日(木)に東京市場は取引を再開します。前回取引日の4月28日(火)はソフトバンクグループ(9984)が-9.86%と急落した影響で日経平均は-1.02%安の59,917円となった一方、TOPIX連動ETF(1306)は+1.04%、トヨタ・ソニーも+1.4%超の上昇と指数間で乖離が見られました。SBG固有の売り材料が日経平均を押し下げた格好と考えられます。

4月30日の東京市場では、米国ハイテク株安を受けた半導体・グロース株の動向、原油100ドル超を受けたエネルギー・商社株、ドル円が159円台後半で推移する中での自動車・輸出株の値動きが注目されると考えられます。SBGについては追加売り圧力が出るか、押し目買いが入るかで日経平均全体の方向感が左右される可能性があります。月末・期初の機関投資家のリバランスフローも値動きを荒くする要因となり得ます。

📊 決算シーズンの注目企業

4月後半から5月中旬は3月期決算企業の本決算発表が集中する時期です。連休明けの東京市場では、トヨタ自動車(7203)・ソニーグループ(6758)などコア銘柄の業績見通しと2027年3月期会社予想に注目が集まると考えられます。米中関税環境を踏まえた為替前提、半導体サイクルの読み、設備投資計画の開示が株価の方向感を決める材料になりそうです。原油高を受けた燃料・素材コストの織り込みも、ガイダンスを読み解く上で重要なポイントとなりそうです。

💼 監視銘柄・オルカン 前回終値(4/28)

監視銘柄・オルカン 前回終値(2026/4/28)/出典:Yahoo Finance
銘柄名 コード 終値(円) 前日比 高値 安値
トヨタ自動車 7203 3,112 +1.47% 3,135 3,079
ソフトバンクグループ 9984 5,268 -9.86% 5,751 5,227
ソニーグループ 6758 3,234 +1.44% 3,250 3,197
オルカン 2559 28,200 -0.09%

注目銘柄:ソフトバンクグループの動向

ソフトバンクグループ(9984)は4月28日の取引で-9.86%と二桁近い急落となり、出来高も9,720万株と大幅に膨らみました。保有資産の評価減やAI関連投資先の業績懸念が売り材料となった可能性があります。一方、トヨタ・ソニーは底堅く+1.4%超の上昇となっており、SBG固有の要因が日経平均下落の主因だったと考えられます。投資信託のオルカン(2559)はほぼ横ばいで、米国株安の影響は限定的でした。長期積立投資家にとっては、短期のノイズに振らされず淡々と継続する局面と言えるでしょう。

📰 本日のニュースピックアップ

  • 原油100ドル超え:WTI原油先物が+3.61%急伸し103.54ドル。米イラン対立とホルムズ海峡を巡る緊張が継続要因。
  • 米国株まちまち:NASDAQが-0.90%、S&P500が-0.49%下落する一方、ダウ平均はほぼ横ばい。セクターローテーションの兆し。
  • ドル円159円台後半:USD/JPYは159.83(+0.30%)で推移。日米金利差を背景に円安が一段進行。
  • VIXは落ち着き:恐怖指数は18.00(+0.95%)と20を下回る水準。市場全体の警戒感はまだ限定的。
  • 決算シーズン本格化:3月期決算の発表ピーク。今期会社予想が連休明け相場の鍵に。

🔭 4月30日(木)の注目ポイント

主要イベント・経済指標

  • 東京市場の取引再開:休場明けの初動。海外市場のヘッドラインを織り込む形で寄り付きの方向感が決まると考えられます。
  • 3月期決算の発表:大手企業の本決算発表が続く局面。今期会社予想と為替前提が焦点。
  • 米国経済指標:翌30日には米国でも主要指標の発表が予定されており、夜間の市場動向にも注目が集まります(詳細はInvesting.com経済指標カレンダーを参照)。

相場見通し

4月30日の東京市場は、休場中の海外動向を一気に織り込む形で値動きが大きくなる可能性があります。原油高はエネルギー・商社株の支援材料となる一方、コスト増を懸念する素材・運輸セクターには逆風となり得ます。ドル円159円台後半は輸出株の追い風ですが、SBGの動向次第で日経平均の方向感は揺れやすい状況です。決算発表に伴う個別物色とインデックス売買の綱引きが続く展開と考えられます。

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※ 本日4月29日は昭和の日で東京市場休場のため、本記事は海外市場と翌営業日(4/30)の見通しを中心にまとめています。

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