日経平均 2026年9月月次総括|米金利5%台でも+0.67%

日経平均 2026年9月 月次総括 米金利と保有株 ニュース速報・解説

2026年9月の日経平均株価は66,753円で終え、8月末から+0.67%でした。月中には9月15日の63,484円まで4.3%下げ、月末の終値が月間の高値になっています。

同じ1か月で、米10年債利回りは4.76%から5.29%へ0.53ポイント上がりました。

公開:2026年10月2日(数値は2026年9月30日終値。米国市場は9月30日の終値)


9月の主要指標

2026年9月の主要指標(8月末終値と9月末終値の比較。Yahoo Financeデータより運営者算出)
指標 8月末 9月末 月間騰落
日経平均株価 66,311.93円 66,753.72円 +0.67%
TOPIX連動ETF(1308) 4,271円 4,265円 -0.14%
S&P500 7,686.14 7,651.54 -0.45%
NASDAQ総合 26,370.89 26,861.06 +1.86%
フィラデルフィア半導体株指数(SOX) 11,535.05 12,628.62 +9.48%
WTI原油 85.76ドル 90.42ドル +5.43%
ドル円 160.12円 157.40円 -1.70%(円高)
米10年債利回り 4.76% 5.29% +0.53pt
VIX指数 14.92 16.34 +9.52%

日経平均はプラスでしたが、TOPIX連動ETFは-0.14%とわずかに下げています。米国株もS&P500はマイナスで、上げたのはNASDAQと半導体株指数でした。9月に強かったのは株式全体ではなく、半導体という一つの業種です。

月間安値63,484円から、月末に高値をつけるまで

図:2026年9月の日経平均と米10年債利回り。9月15日の63,484円が月間安値で、月末の66,753円が月間高値(出典:Yahoo Financeデータより運営者作成)
図:図:2026年9月の日経平均と米10年債利回り。9月15日の63,484円が月間安値で、月末の66,753円が月間高値(出典:Yahoo Financeデータより運営者作成)(出典:Yahoo Financeデータより運営者作成)

9月の日経平均は19営業日のうち上昇9日、下落10日でした。上げ下げの日数はほぼ半々ですが、値動きは前半の下げと後半の戻りにはっきり分かれます。

前半は2,000円近い下げが2回ありました。9月2日の1,889円安と、9月11日の1,259円安です。間の9月7日には+2.12%と大きく戻した日もありましたが、11日の下げで9月3日の終値も割り込み、15日の63,484円が月間の安値になりました。8月末からは4.3%下の水準です。

16日からは5営業日続けて上げました。日銀が利上げを決めた18日も+1.38%で引け、土日を含む5連休明けの24日・25日も上げています。28日・29日の2日続落を挟んで、30日に1,272円高の66,753円で月を終えました。月末の終値が9月で最も高い終値です。

2回の急落は、どちらも金利と原油

9月2日の下げについて、日本経済新聞は東証プライムの値下がり銘柄が9割を超え、33業種すべてが下落したと伝えています。背景として挙げられたのは、インフレや財政拡大への懸念による世界的な金利上昇、米国のイラン空爆を受けた原油高、そして国内の長期金利が約30年ぶりの高水準に達したことでした。WTI原油は一時1バレル90ドルを超えています。

9月11日も構図は同じです。8月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回り、10日に米長期金利は2023年10月以来の高水準をつけました。11日には日本の長期金利も一時3%に乗せています。この日はAI・半導体関連株が売られ、日経平均は取引時間中に下げ幅が2,000円を超えました。

グラフの青い破線が米10年債利回りです。月初の4.76%から月末の5.29%まで、途中で押し戻されながらも上がり続けました。日経平均が月後半に戻した局面でも金利は下がっておらず、9月の株価の戻りは金利の低下によるものではありません。

日銀が利上げした日、保有する銀行株は下げた

日銀は9月18日に政策金利を1.25%へ引き上げました。この日、日経平均は+1.38%でしたが、私が保有する三井住友FGは-0.70%、三菱UFJは-0.88%です。保有17銘柄の単純平均も-0.73%で、17銘柄中14銘柄が下げました。利上げは銀行の利ざやには追い風のはずですが、当日の株価は逆に動いています。6月の利上げ日も同じ形で、この2回の経緯は日銀1.25%と銀行株配当|三菱UFJ・三井住友の還元方針にまとめました。

銀行株が大きく買われたのは、月末の30日でした。三井住友FGが+3.40%、三菱UFJが+3.01%です。報道では、金利高が業績の追い風になりやすい銀行株が買い戻されたとされています。利上げの当日ではなく、その12日後に動いた計算になります。

なお三井住友FGは9月30日を基準日に1株を2株に分割し、私の保有は10月1日付で300株から600株になりました。取得単価は1,285円から642.5円になり、持ち分の価値は変わっていません。

月間の上げを作ったのはSBGの+23.65%

日経平均への影響が大きい値嵩株4銘柄の9月の騰落は、ソフトバンクグループが+23.65%、東京エレクトロンが+4.67%、アドバンテストが+1.69%、ファーストリテイリングが-2.19%でした。TOPIX連動ETFがマイナスで日経平均がプラスだったのは、この差がそのまま出たものです。

日経平均とTOPIXの比であるNT倍率も上がりました。日経平均が+0.67%、TOPIX連動ETFが-0.14%だったので、上昇幅は1%弱です(9月28日時点で16.02倍)。この倍率が上がった月に高配当株中心の私の保有株がどう動いてきたかは、NT倍率とは|日経平均とTOPIXの20年推移を実測で92か月分を集計しています。2%超上がった月に、保有株が日経平均を上回ったことは一度もありませんでした。

保有17銘柄は-1.64%、14銘柄が下げた

図:保有17銘柄の9月騰落率。上昇3・下落14で、日経平均の+0.67%を上回ったのは3銘柄(出典:運営者の保有明細とYahoo Financeの終値より算出)
図:図:保有17銘柄の9月騰落率。上昇3・下落14で、日経平均の+0.67%を上回ったのは3銘柄(出典:運営者の保有明細とYahoo Financeの終値より算出)(出典:Yahoo Financeデータより運営者作成)

保有17銘柄の評価額は、8月末の742万2,850円から9月末は730万1,050円になりました。-1.64%で、日経平均の+0.67%に2.3ポイント届いていません。上げたのはJT(+0.74%)、センチュリー21(+0.70%)、三菱UFJ(+0.54%)の3銘柄だけで、単純平均は-2.11%、中央値は-1.50%でした。

いちばん下げたのはINPEXの-7.33%です。WTI原油が月間で+5.43%上がったのに、原油に連動しやすいはずのINPEXは逆に下げています。原油高がそのまま資源株の株価に乗るとは限らない、という例として記録しておきます。続いてヤマハ発動機が-5.60%、オリックスが-4.98%でした。

急落日の下げ方は日によって違いました。9月2日は17銘柄すべてが下げ、単純平均は-1.37%です。日経平均の-2.85%の半分程度で済んでいます。一方9月11日は単純平均-0.10%で、下げたのは9銘柄だけでした。AI・半導体関連が売られた日は、それを持たない保有株への影響が小さく出ています。

9月も売買はしていません。取得額285万3,700円に対する含み益は444万7,350円(+155.8%)です。ポートフォリオ全体の数字は2026年9月の運用実績レポートに、前月の相場は日経平均 2026年8月月次総括に記録しています。

10月は金利の天井を確かめる月

9月の相場を一言でいえば、金利が上がり続けるなかで、半導体株だけが指数を支えた月でした。米10年債利回りの5.29%は、9月の急落2回の引き金と同じ方向に動き続けています。日経平均が月末に高値で終えたのは、金利の不安が消えたからではありません。

10月に私が見るのは、米10年債利回りが5%台で止まるかどうかと、1バレル90ドル台に乗せた原油の行方です。保有株については、利上げ後の銀行株が11月の中間決算で配当予想をどう出すかを待ちます。それまでは株数を変えずに、今月と同じように記録を続けます。

参照した資料とデータ

本記事は特定の銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。数値は執筆時点のデータに基づく運営者の算出で、将来の相場を保証するものではありません。詳細は免責事項をご覧ください。

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